株式投資型クラウドファンディングを利用すれば会社員でもエンジェル投資家になれます。
ただ、投資家保護のために出資できる金額に上限が設けられています。
この記事では投資できる金額が最大いくらなのかを解説します。
あわせて、投資の上限は将来はどう変わるかについても紹介します。
1社あたり1年間に最大でも50万円
はじめに結論を伝えると、現在は1社に投資できるのは1年あたり最大で50万円となっています[1]日本証券業協会:制度概要。
これは金融商品取引法という法律で決められていて、エンジェル投資家の資産などは関係なく一律で上限が設定されています。
投資の上限額を規制緩和する動きもある
一律で50万円に設定されている出資金額ですが、例外として「特定投資家(とくていとうしか)」にたいしての上限引き上げがいま検討されています。
「特定投資家」とは、一定の条件を満たしたいわば「プロの投資家」のことです。
基本的に株式投資型クラウドファンディングをつかったエンジェル投資はハイリターン・ハイリターンです。
だから個人投資家が大損をしないように上限が設定されているのです。
でも、プロの投資家ならリスクをしっかり理解しているから上限を上げてもいいんじゃないか?ということですね。
ちなみに、どんな条件を満たせば「特定投資家」と認定されるかについてもいま検討されている最中です。
おそらくですが
などの要件によって認定されるのではないか、と思います。
エンジェル投資はハイリスクだから上限が設定されている
繰り返しになりますが、株式投資型クラウドファンディングはハイリスク・ハイリターンです。
だから投資に50万円という上限が設定されているのだ、ということを理解しながら出資すべきです。
「お金に余裕があるので50万円以上投資したい」
という場合、株式投資型クラウドファンディング以外にもエンジェル投資のチャンスを見つける方法があります。
それは
「マッチングサイト」
です。
具体的には
- エンジェル投資家
- エンジェル投資家を募集している企業経営者
この両者をマッチングするサイトがあるので、このようなサービスを使って投資先を探せば1社あたり50万円以上出資することができます。
ただ、このようなマッチングサイトでは何が起きても自己責任となります。
運が悪ければ詐欺にあうこともあるでしょう。
色々なリスクを避けたいなら、やはり株式投資型クラウドファンディングを利用することをおすすめします。

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